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ベトナムの古都フエ観光

 フエの観光旅行は、フエ王宮の見学と、各皇帝の作った廟を見学することが大きな目的になると思います。
皇帝の廟はフエ郊外に点在しているので周って見学するのに時間がかかりますので、およそ一日ががりの観光になります。 出来れば2泊くらいのスケジュールを組んでおくと良いと思います。 早朝の便で到着し、ツアーの出発時間に間に合えば、1泊でも可能です。
 フエ王宮へはタクシーで簡単に行けますが、 各皇帝の廟へは地元の旅行者の主催するツアーに参加したほうが便利で効率よく周れます。 廟はフォーン川に沿って作られているのでボートツアーも人気があります。

 さて、古都フエのあらましですが、 1802年に即位したグエン王朝初代皇帝のグエン・フック・アイン(ジャロン帝)が 王都としたのがベトナム中部のフエでした。
 グエン王朝はベトナム最後の王朝として1945年のバオダイ帝までのおよそ140年間続きました。
 フエの町はフエ王宮とフォーン川を中心に広がり、王都時代の面影も町のなかに見ることが出来ますが、 ベトナム戦争時代に町が大きく破壊されてしまいました。 大変残念なことですが王宮内部でも戦争の傷跡が未だに残っています。 戦争中このあたりは激戦区だったのです。
 尚、旅行する季節によっては気温に気をつける必要があります。 12月~1月はフエは雨季にあたり、冷たい雨が降ります。 特に暖かいホーチミン市からフエへ来ると気温差で大変に寒く感じることになります。 長袖や上着を用意しておくとよいでしょう。
 王宮(Dai Noi)は、市内のホテルからはタクシーで行くことが出来ます。 ツアーを利用する場合は、大抵のツアーに見学が組み込まれていますので、 ガイドつきで見学が出来ると思います。 タクシー利用の場合は、ベトナム語でDai Noiと言ってもあまり通じないと思いますので、 ガイドブックの地図を見せるか、英語でcitadel(シタドゥル)と言うと通じます。 (地元ではパレスとは呼ばずにシタドゥル(城塞)と呼んでいます。)
 王宮へ入るにはまず、南口の午門と呼ばれる正門をくぐり抜けて入ります。 この午門は上に登ることが出来、見晴らしが良く、またフエ時代の絵などが飾ってあり見学することが出来ます。 午門を抜けて池の中央の道をまっすぐに行くと、大和殿に行き着きます。 大和殿は王朝時代に皇帝の即位式や国賓の謁見を皇帝が行った場所で、王宮の中心的な建物になります。 現在は、中に皇帝の座った椅子が置かれていて、皇帝の着衣や皇帝にまつわる展示物が飾られています。
 王宮内部はとても広いので、ノンビリと散歩を楽しむつもりで歩いて見学をしましょう。 広いといっても見学する建物がぎっしりと詰まっているわけではなく、 一箇所一箇所の距離があいているので、あわてて歩き回っても疲れるだけだからです。 それでも、カメラのシャッターポイントはあちこちにあるので、是非デジカメを忘れずに持ってゆきましょう。 美しい建物だけではなく、王宮の門や屋根瓦まで凝ったデザインをしていて写真素材として使えるものばかりです。 王宮の周りを取り囲む堀の中に浮かぶハスの花も綺麗なので、忘れずにカメラにおさめましょう。

 王宮の東門を出たところにある、フエ王宮博物館(Bao tang My thuat Cung dinh Hue)と その横にある歴史革命博物館は、王宮観光が終った後で時間があれば見ておくとよいと思います。 歴史博物館の前庭には、ベトナム戦争で実際に使われた戦車や装甲車などがずらりと並び、 ミリタリーマニアでなくとも、シャッターを切ってしまうはずです。
 皇帝廟はトゥードゥック(Tu Duc)帝廟、カイディン(Khai Dinh )帝廟、ミンマン(Minh Mang)帝廟の3箇所が 見ごたえがあり、主な見学コースとなっています。 フエ市内から順番にトゥードゥック帝⇒カイディン帝⇒ミンマン帝と周ることになります。 トゥードゥック帝廟は中華式の建物で、入り口に大きなハスの池があり、 一部戦争で破壊されたところもありますが、概ね建物は綺麗に保存されています。
 カイディン帝廟は西洋式のデザインで作られた廟で、石材をふんだんに使った美しい建築物です。 他の二箇所の廟とは違った香りのする廟で、フランスの植民地化の手が伸びていた時代を感じさせます。 西洋のお城に迷い込んだような不思議な感覚のする廟です。
 ミンマン帝廟は広い敷地内に中華様式の美しい建物と庭園が点在しています。 廟の中では一番見ごたえのあるところだと思います。是非カメラを忘れずに持ってゆきましょう。
 王宮と各皇帝の廟を巡った後で、フエ市内で見る場所といえば安定宮(Cung An Dinh)とドンバ市場くらいでしょうか。 安定宮はカイディン帝の離宮として使われた館で、現在は当時使用されていたインテリアを展示してあります。 ドンバ市場はフエ市民の台所として、賑わっています。
 フエの名物料理といえばブンボーフエですが、その名もずばりBun Bo Hue(ブンボーフエ)という名の 有名なレストランがあります。フエ市民御用達の庶民的な店で、機会があれば一度よってみると良いと思います。 但しブンボーフエは相当辛い麺料理ですから、気をつけてください・・・。 でもそこが良いところだと、ベトナム人には大人気の料理なのです。

ホイアン観光

 ここホイアンでは貿易で富を築いた豪商、 つまり庶民の家屋を訪ねるのが観光の目当てになります。
ランタン(提灯)でも有名な町で、ベトナム式のランタンが夜になるとあちこちで見ることが出来ます。 歴史のある町並みをノンビリと見学すれば、中部ベトナムの心地よさが実感できるようになると思います。
ダナンからホイアンへはバスが毎日1時間おきに出ています。およそ1時間の距離です。
 来遠橋は、町の西はずれにある橋で、16世紀日本とベトナムの交易が盛んに行われていた頃に 日本人が設計し建設したと伝わる橋です。織田信長、豊臣秀吉の時代に、 はるか南のホイアンまで来て交易を行っていた商人の心意気が伝わるような美しい橋です。 橋には屋根が架かり中ほどには祠が作られています。
 来遠橋をトゥポン川に沿って東に少し歩くと、タンキーの家(Nha co Tan Ky)です。 柱や梁に螺鈿細工(漆塗りの中に真珠貝の貝殻で模様を入れ込む装飾)が施されて、大変に綺麗な造りの家です。
 タンキーの家を出て左に曲がり、チャンフー通りに出たところを東に行くと、クアンタンの家(Nha co Quan Thang)があります。 こちらは平屋の建物で、内装が漆黒の柱と壁で造られていて、木彫りの美しい装飾がなされています。
 来遠橋の西に位置する場所にあるのがフンフンの家(Nha co Phung HHung)です。 一階は交易品を置く店舗で2階が住居になっていますが、年に数度訪れる洪水対策のために、 2階の床に穴が開いていて、一階の荷物を2階に引き上げることが出来るようになっています。 現在は一階でおみやげ物を売っています。
 どの家も間口が狭く奥に広い造りで、京都の町屋造りを思わせるような家並みに並んでいます。 ノンビリと通りを歩いて建屋を見学しながら、遥か中国、日本、そしてマレーやインドと交易を行って財を成した 商人たちの生活を身近に感じることが出来ると思います。

 ホイアンの街中にはいくつかの博物館があります。 町並みに入り込んでいる博物館なので、規模の大きなものは無いのですが、 ノンビリ町歩きの途中で寄って見学するとよいと思います。
 ホイアン民族博物館(Bao Tang Van Hoa Dan Gian Hoi An)には、 ホイアンの民族衣装や、漁具、農具などを民家に展示しています。
 ホイアン歴史文化博物館(Bao Tang Lich Su Hoi An)には、ホイアンの歴史に関する展示があります。
 ホイアン市場(Cho Hoi An)は、町の東にある市場。 ホイアン市民の台所です。市民の暮らしに興味があれば、是非一度覗いてみて下さい。
 海のシルクロード博物館(Bao Tang Gom Su Mau Dich O Hoi An)には、 ベトナムはその昔、中国とインドを結んでその先のヨーロッパまで行く 海のシルクロードと呼ばれる交易ルートの中継点でした。 そんな時代の沈没した貨物船の積荷などを、2階建ての家屋に展示しています。
 サーフィン博物館(Bao Tang Sa Huynh)には、紀元前数世紀にベトナム中部で栄えた サーフィン文化の遺跡から発掘されたものを展示してあります。 歴史好きな方におすすめの博物館です。

ハノイ観光

西暦939年に、それまで千年にわたって支配されてきた中国から独立して1793年に黎王朝が滅亡するまでの およそ900年間のあいだ、ハノイはベトナムの中心地として栄えてきました。 その後のベトナム中部フエを王都としたグェン王朝はおよそ150年であることを考えると、 その歴史の中での長さが分かると思います。

 さて、そんなハノイで名物といえばフォー(ベトナムの米麺そば)でしょうか。 南のサイゴンでもフォーは食べられますが、なんといっても本場はこちらです。 またベトナムのさつま揚げとでもいえるチャーカー(Cha Ca)もハノイの有名な一品です。
同じ名前ではありますがDuong Thanh通りのチャーカーは、 雷魚を野菜などと共に油で炒めたもので、また別物です。 ハノイ市民だけでなく外国人にも大人気の料理です。
中でも通りの真ん中あたりにある老舗のCha Caレストランはいつも満員の盛況ぶりです。 独特のタレと衣で包まれた雷魚の柔らかな白身に野菜にピーナッツなどを絡めて油で炒めます。 私自身も大好物なので、もしも機会があれば是非食べてみてください。
 また、北のハノイ周辺には伝統的な工芸品を創る村が点在しています。 よく知られているものとしては、バッチャン村が有名です。
ハノイからおよそ10kmの場所にあるこの村では伝統的な陶磁器が創られています。 日本でも太閤秀吉の世に南蛮貿易でベトナムから盛んに輸入され、 バッチャン焼き赤絵の陶磁器を茶器として千利休などが使っていたことでも知られています。 ハノイ市内でも販売されているので、お土産としてもよいかもしれません。
 エスニック民族の作る手織りの布を使った民芸品などもハノイで手に入ります。 ハノイの北のほうのSAPAなどの山岳部に住むエスニック民族が作ったものですが、 わざわざそこまで行かなくともハノイのショップで売られているのです。
ベトナムには50ものエスニック部族がいますが、もともとその一つ一つの部族で織られている柄が異なっていました。 現在では観光用に様々な柄が作られていますが、もともとは一つ一つの柄やデザインに様々なルーツのある布なのです。
 また、エスニック民族の中には歌手やダンサーになったり、 絵や陶磁器などの工芸品を作る芸術家になったりする人が多くいます。 独特のリズム感やデザインセンスを持つ血が流れているのかも知れませんが、 そんな人々が製作した工芸品の中には、おどろくほど良いデザインのものを発見することが出来ます。 ハノイのショップや市場で探してみるのも旅の楽しみと思います。
 さらに、ハノイは共産主義国家ベトナムの首都で、革命の史跡が街角のあちこちに作られています。 ホーチミンの住んでいた家「Nha San Bac Ho Chi MInh(ホーおじさんの家)」がおすすめです。
静かな敷地内にアジア風の高床式の家が建てられていて、 そこがホーチミンが最後に住んでいた場所になります。大きな池や庭木も丁寧に手入れされていて、 ゆっくり見学するにはもってこいの場所です。

 ホーおじさんの家を見たらハノイのどこへ行くのがいいだろうと考えると、 やっぱりホアンキエム湖周辺が頭に浮かんできます。ハノイには沢山の湖がありますが、 中でも西湖とホアンキエム湖は観光にもってこいの場所ではないかと思います。
 ホアンキエム湖の周辺は景色がよいので、のんびりと散歩するのもおすすめです。 朝一番にホテルから散歩に来て、気に入った場所で朝食をとってハノイ観光に出かけるのもよいかもしれません。 ホアンキエム湖の北には旧市街が広がっていて、ハノイ36通りと呼ばれる様々な業種別の店が集まった通りがあります。 例えば、漢方薬ばかりを扱った店の通り、お菓子の店の通り、工芸品店の通り、貴金属のお店の通り、 靴屋の通り名様々な通りがあり、ハノイ市民だけでなく海外からの観光客で賑わっています。
そして北のはずれにはハノイの中心の市場であるドンスアン市場があります。ハノイ市民御用達の生活用品から、 衣料品、貴金属、そして観光客用のみやげ物などが所狭しと並べられています。 朝早く7時頃からオープンしていますので、是非覗いて見ましょう。
 また、ホアンキエム湖の北側には水上人形劇場があります。 水上人形劇はもともとベトナム北部の農村で祭りの時に村人を集めて上演していた人形劇で、 ベトナムの農村の生活を題材にした演目になっています。 古い歴史のある伝統文化ですが、現在でも一部の村の祭りで行われています。
人形劇ですが、熟練した人形師が水の中に人が浸かりながら人形を操作するので、 田植えをする人々や魚を釣る漁民などの動きをリアルに表現することができるのです。 また、仕掛けも面白く、水の上で火や花火などを使うこともあり、見る人を楽しませてくれる工夫がなされているのです。 機会があればどうぞ訪れてみましょう。
 ハノイの歴史を感じる場所として、文廟と言う場所があります。 ここは、もともと孔子(中国の哲学者)を祭る廟であり、 ベトナム王朝の時代に行われた科挙(役人の登用試験で、特に合格することが難しいことで知られる)に 合格した人物の名が刻まれた石碑があることで知られています。ここでは歴史のある建築物を見学することが出来ます。
 また、ハノイ市民の憩いの場所として、トンニャット(統一)公園という、湖の周りに造られた公園があります。
ノンビリと散策できる場所ですが、遊園地などの遊び場所やレストランなどもあり、日曜日はハノイ市民で賑わいます。 ここで市民の生活を肌で感じてみるのもおもしろいと思います。
 そして、ハノイはベトナム北部の観光地への入り口でもあります。 ハノイを基点として北部山岳地帯のSAPAや、奇抜な岩で出来た島が点在するハロン湾など、 人気の観光地へ是非行って見てください。

ハロン湾観光

 世界遺産に登録されるほど風光明媚なことで有名なハロン湾に、私も実際に観光で訪れました。 小型の船をチャーターして、鏡のように静かな静かな海を進んでゆくと、次第に数奇な形をした島々が見えてきました。 広い広い海原に点在する島の形が変わっていることで人気の景勝地ですが、 島の形だけではなく、あちこちに点々と島が存在すること自体が、面白さになっているように思えます。
 しばし、海の上を進んでゆくと、まるで口の中にある奥歯のような形をした岩が近づいてきました。 そっと船を寄せると、島の一箇所に穴が開いており、そこが入り口になっているのが分かりました。 まるでそこだけくりぬいたような島の入り口を船でそっとくぐり抜けると、 そこには真っ青な水と周りを取り囲む断崖絶壁が広がっていました。
 旅の途中で、一瞬でも、 「ああ、ここに来てよかった。この景色を見ることが出来て、それだけでこの旅は価値があった。」 そう思えることが、幸せなんじゃないかな。なんて思ってしまうほど、心に残る景色でした。

 ハロン湾へは旅行社のツアーで行くと便利です。その他に路線バスも出ていて、 ハノイのザーラムバスターミナルとルオンイエンバスターミナルからハロン湾のバイチャイ行きに乗り、 3時間およそほどの旅になります。
ハロン湾クルーズはバイチャイと呼ばれる小さな町が出発点になります。 近年ではカジノやアミューズメントパークなども出来、観光開発が進んでいます。 ロイヤルホテル&ヴィラにカジノとアミューズメントパークは併設されています。 ハロン湾クルーズの乗り場はBen Tau Du Lichで船の手配をして乗り込みます。 ホテルのレセプションで聞くと詳しく教えてくれるはずです。 クルーズのコースは半日から一日のコースまでいろいろあり、旅の都合と好みで選びましょう。
 クルーズから帰るとたいがい夕方になると思いますが、 夕食はバイチャイの海沿いの通りに沢山のレストランがありますので、 海を見ながらノンビリと海鮮料理をいただくのがお勧めです。 夕食後には海沿いのナイトマーケットを散歩がてら覗いてみるのもおもしろいと思います。

ホーチミン観光

 ベトナム南部の中心都市ホーチミン市は一般に市民からサイゴンと呼ばれています。 もともとはベトナムが南北に分かれていた時代、南ベトナムの首都として賑わった町でした。
 ホーチミンではまず始めに、 ベンタインマーケット(Cho Ben Thainh)、統一会堂(Hoi Truong Thong Nhat)、ドンコイ通り(Dong Khoi)、 この三箇所がホーチミン観光の基本になりますので、まずここを押さえておきましょう。
 熱帯地方にあるホーチミンでは日中大変に暑くなるので、朝早く観光を始めて、 昼近くになって暑くなってきた頃にはホテルに戻って休むか、レストランで食事をして充分休みを取りましょう。
そんなときに、朝早くからオープンしているベンタインマーケットは一番で観光に行く場所としてお勧めです。 タクシードライバーにガイドブックを見せるか、ベンタインマーケットと告げればすぐに行ってくれます。 (言葉が通じない場合はホテルの従業員に代わって伝えてもらうのも手です)。 場所もホーチミンの中心部なので、アクセスが楽です。
大きなロータリーのある場所がベンタインマーケットの正面入り口になります。 スリやドロボーに気をつけて中に入りましょう。ホーチミン市民でいっぱいの通路には、 アオザイなどの洋服や貴金属などが並べられています。子供用のアオザイなんかもかわいく並んでいます。
どんどん足を進めてゆくと、ベトナム雑貨が並ぶ場所があります。 シルクの刺繍で作られたバッグや洋服、ビーズ刺繍のサンダル、民芸品などが所狭しと並びます。 値切ることを忘れずに買い物を楽しみましょう。
 また、中央通路を奥へ歩くと、食品売り場が並んでいるばしょがあります。 ベトナム人のキッチンに並ぶ食材をみながら、どんどん足を進めてみてください。 市場の食堂が出てくると思います。ほんのちょっと不衛生な場所ではありますが、 勇気のある人はベトナム料理に挑戦してみてください。中にはすごく辛いものもありますので、 ガイドブック片手に選ぶとよいと思います。
奥へ進んで通りに出るとそこがレタイントン通りになります。 レタイントン通りに沿ってマーケットにはフルーツショップが店を並べています。 ベトナム人にはちょっと高級な輸入フルーツがあります。 レタイントン通りでは、靴店とメガネショップがずらりと軒を並べています。 また、宝石ショップもありますので、よいレートで両替をすることも出来ます。
 さてここらでタクシーを拾って、統一会堂 Hoi Truong Thong Nhat へ向いましょう。 ベンタイン市場から統一会堂まではタクシーでおよそ5分くらいです。 入り口で入場料3万ドンを払って中へ入ると、大きな庭に噴水があります。 この場所が1975年4月30日のサイゴン陥落の時に北ベトナム軍の戦車が突入したことで有名な場所です。
車の通るスロープを登ると、ビルの入り口に着きます。 ここで、日本語ガイドの案内する館内ツアーに参加しましょう。 建物の中は意外に広く、南ベトナムの大統領が会議を行なった部屋や外国の大使と席巻した部屋、 上の階には大統領の邸宅や個室、映画鑑賞の部屋、中庭など、沢山の見所があります。 また、屋上にはサイゴン陥落時にこの建物からタイへ亡命したヘリコプターが展示してあります。 地下室もあり、戦争当時の地下司令室などを見学できます。
小一時間このビルを見学してまわると、ベトナム戦争の歴史を学ぶことが出来ます。 ただし、北ベトナム軍側から見た歴史何なので、アメリカ映画からベトナム戦争を見てきた私たちには、 ちょっとカルチャーショックがあるかもしれません・・・。
 統一会堂を後にして、ドンコイ通りへ向うには、タクシーは必要ありません。 統一会堂の正門から出ている大きな道(Le Duan str. レ・ユアンストリート)を少し歩くだけで ドンコイ通りに出ることが出来ます。道の両側には高い木が植わっていて、木陰を歩けば涼しいので、 暑いホーチミンでも大丈夫です。

レ・ユアン通りを少し歩くと大きな教会が見えてきます。 教会を右に曲がると、そこがドンコイ通りです。聖母マリア教会の横にはホーチミン市中央郵便局があります。 どちらも有名な観光ポイントで、郵便局は中に入って見学できます。 建物をバックに写真を撮るのもいいアイデアですが、くれぐれも置き引きに気をつけましょう。 バッグは体から放さないでシャッターを押しましょう。観光客が多いこのあたりには、ドロボーもよく出没しているからです。 郵便局にお別れをして、ドンコイ通りをどんどん歩いてゆくと、やがて道の両端にお店が並ぶ場所になります。 ベトナムシルクのアオザイショップや、ブックストアー、ベトナム雑貨の店など、楽しい店が立ち並びます。 一軒一軒見て歩くと、あっという間に時間が過ぎてゆきます。
 また、通りの途中ではコロニアルスタイルの歴史ある美しいホテルがあります。 コンチネンタルホテルと呼ばれるこのホテルは、フランス統治時代に立てられたもので、 当時からほぼ同じスタイルの建物でした。
 また、ホテルのすぐ向かいにはホーチミン市オペラハウスが建っています。 この建物もフランス時代のもので、大変に美しいビルディングです。
オペラハウスの前を通り過ぎ、カラベルホテルやヒルトンホテルの横を歩いていくと、 サイゴンの有名店が立ち並ぶ場所になります。このあたりの店ではデザインのクオリティーの高い製品を 見ることが出来ますから、是非お店に寄ってみてください。
サイゴン川のほとりに来ると、そこにあるコロニアル風のホテルが、有名なホテルマジェスティックです。 作家の開高健や、戦場カメラマンの澤田教一がベトナム戦争中に定宿にしていた場所です。 アメリカのジャーナリストたちも、沢山利用していました。

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